■ 3月
尾崎圭司、前田憲作主宰チームドラゴン入門

フルコンタクト・テコンドー無差別級チャンピオンの尾崎圭司が、
著名な元キック・チャンピオンの前田憲作氏が主宰するチーム・ドラゴンへ入門した。
尾崎は、昨年秋頃から「Kー1中量級を目指したい!」と宗師範・河明生に相談。
河は「プロの厳しさと現実」を諭したうえで「尾崎。それでもやるか?」と打診。
尾崎は「やります。テコンドーが強いことを自分がプロのリングで証明してみたい」という強い意志を明確にした。
河は「それならばJTAは応援する。ただし条件がある。現K−1チャンピオンのマサト選手を倒すことを目標にしてほしい。
K−1のリングにあがることだけを目標にしてはいけない。かつて正道会館がグローブ空手試合を開始した頃、その優勝者が
リングスの前田日明選手に対し挑戦を宣言したことがあった。当時、最強と言われた前田選手に対し、アマチュアの空手選手が
挑戦するというのは、極めて異質だった。だが、あのチャレンジャー精神が今のK−1の繁栄につながっていると思う。
プロのリングを目指す以上、志は高くもたなければ強くなれないし、それが無理だと言うのならやるだけ無駄だと思う」
尾崎「わかりました」。尾崎は、慎重にプロのジムを物色して前田道場を選び、河は了承した。
河と前田氏は会食の席上、「お互いの友情を深めながら友好団体として共存共栄をはかりたい」と意気投合した。
河は「今後、JTA選手でプロを目指す者がいればすべて前田道場に入門させたい」と提案した。
入門直後、尾崎は「K−1選手・小比類巻選手」とスパーリングを行い善戦した。
前田氏によれば「小比類巻とあれだけのスパーリングができれば十分」と尾崎の潜在能力を評価した。
尾崎の今後が楽しみである。