■ 4月
師範代・河田泰弘結婚

平成15年4月13日、愛知連盟会長である河田泰弘師範代と都さんの結婚式、披露宴が盛大にとり行われた。
私がテコンドーを始めたのは、師範代の強さ、華麗さに魅了され、自分もああなりたいと強く思ったからである。それ以降、熱心なご指導を頂きながら、あらゆる面で良くして頂き、テコンドー家としてのみだけでなく、その人間性にも惹かれてきた。この思いは私だけではなく、きっと愛知のメンバー全員が持っているであろう。
そんな師範代がご結婚され、新たな人生のスタートをきられる。その節目の晴れ姿を直接見ることが出来るというので、私もまるで自分のことかのように楽しみにしてきた。当日をむかえ、会場に着くと愛車のナナハンとともにはかま姿の師範代が出迎えてくれた。そして式、披露宴が始まっていく。
少し緊張の面持ちながらも、いつもと変わらぬ師範代の笑顔と、美しい都さんの姿からは、お二人の幸せがひしひしと伝わってきて、会場は暖かな拍手に包まれていた。各代表者の方のご挨拶や、ご友人、同僚の方々のパフォーマンスからは、それぞれの職場での一面や、意外な一面を知ることが出来、会場は盛り上がっていった。
さらには師範代自身も試割の演武を行なうということで、藤原初段、猪熊とともに道衣を着てお手伝いをさせて頂いた。迫力のある見事な演武に大きな歓声が挙がり、この日最高の盛り上がりを見せた。
またJTAからは河宗師範がご出席されたほか、武田師範、盛島師範を始めとした大勢の方々から電報が届いており、師範代の新たな門出を祝福された。
そして時はあっという間に流れ、クライマックスへと進んだ。ご両親への記念品贈呈、師範代のお父さんとご両人の挨拶が行なわれていく。会場全体が感動の雰囲気に包まれ、全員が心からお二人を祝福している。まさに感動のフィナーレであった。
私も非常に心を打たれたが、披露宴中にあった師範代の「都が幸せだと感じる家庭を築いていきたい」「仲間が遊びに来たがるような家庭にしたい」という言葉と、前に言われた「都の料理は意外にうまいから、また食べに来いよ」という言葉がとても心に残っている。師範代の優しさと、幸せがたくさん詰まった言葉だったと思う。
今後もお二人であらゆる困難に打ち勝って、ぜひ幸せな御家庭を築いて頂きたいと心から願っている(早速ではあるが、その御家庭に今度お邪魔させて頂こうとひそかに思っている)。また、テコンドー選手としての更なる御活躍も期待している。まずは第十四回全日本大会で大暴れする師範代の勇姿を見たいと思う。
そして、この日また一つ大きく成長された師範代を目の当たりにして、改めて思った。これからもこの男についていこうと。

                       愛知県連盟  理事 生川 僚一