8月31日、彦根市民体育センターにおいて、河明生宗師範・関西セミナーが実施されました。
宗師範関西セミナーの目的は、
第一に、日本発祥の新武道=フルコンタクトテコンドーのオリジナリティーを高めるべく、
新たなJTA基本移動稽古体型を浸透させること。
たとえば、方向転換することで同じ運足を繰り返す従来の移動稽古を改め、
9月以降は、JTA全支部で、より実戦的で組手の動きに近い前進・後進移動を取り入れます。
とくに、防御・後進移動は、約束組手、研究組手、自由組手の基礎となり、
カウンター蹴り技を習得する上でかかせない基礎的技術です。
また、蹴り・後進移動は、自由組手の際、
相手に最も近い足で蹴るという技を習得する上でかかせない基礎的技術です。
第二に、難解だった韓国(朝鮮)語の防御名称の完全日本語化を実施し、
日本語を母語とする人々へのJTAテコンドーの普及をはかることです。
第三に、防御を七種14類型にしぼり、それを反復継続することで防御技術を涵養し、実戦性を高めることです。
他の打撃系武道には、実戦で使われていない防御、型のための防御等が多いのですが、
実戦で使えないたくさんの技を練習するより、実戦で使える技を14にしぼり、それを練習して
身につけた方がはるかに合理的かつ護身に役立つからです。