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私が蹴武の型に名を冠しているのも、功なり名をあげた後の潔い出処進退と無欲な張良の姿勢に後世の我欲に満ちた我々が学ぶことが多々あると考えたからです。
今回のセミナーで残念なことがありました。女子の参加者がいなかったことです。
本年度、全日本ＦＴ大会から蹴武の型女子ブロックをつくり、勝ち残った女子の代表が男子の代表に挑むという形式に改善しました。
その前哨戦が関西大会新種目・一部女子蹴武の型です。
当日、多くの女子選手のエントリーがあり、会場にいたにもかかわらず
誰も参加せず観覧席から観戦しているというのは残念なことです。
私は自分自身の人生信条の一つとして女子の国家社会的進出を応援しています。
まずは身近なことから。将来、女子のＪＴＡ会長が誕生して欲しいと希望しています。
ＪＴＡには女子の門人・会員が多数おり、女子のメンタル・身体的特徴および特長等を熟知している女子指導者による女子選手の指導が望ましいと考えています。
蹴武の型もしかり。
男子である私が創始した蹴武の型に女子的感性を加味してくれることを望みます。
今後のセミナーにＪＴＡを生涯武道とみなす女子門人の参加を期待してやみません」