■ 3月  2018年

岡山県テコンドー連盟創立15周年記念会
野村修一(岡山備前クラブ長)レポート
 
2018年3月18日(日)、岡山県テコンドー連盟の創立15周年記念懇親会が行われました。
当日は日本テコンドー協会 河明生会長をはじめ、各都府県の指導者や関係者各位、多数のご臨席を賜りました。心より感謝申し上げます。
当日は大会後という事もあり、リラックスした雰囲気の中、とても賑やかで楽しく、昔話にも華が咲き、充実した時間をお過ごし頂けたのではと思っております。今回参加がかなわなかった方につきましても、仲間と汗を流した経験が、様々なシーンで良質な活力となっていることを願っているところです。

さて、この15年を振り返りますと、県下では中心となる岡山以外にも、鏡野・倉敷・岡南・備前でのクラブ創立や、岡山大学での創部がありました。また大会入賞等の活躍も含め、岡山県テコンドー連盟では年々様々な出来事が起こっています。

そんな中、よく古参メンバーの会話では「人に恵まれている」という言葉が出てきます。
稽古の中で、自身と向き合う事の大切さを妹尾先生は度々ご指導くださいます。
勝敗にこだわり過ぎて大切なものを見失わないこと、自身との対話、事実の俯瞰など…数え上げればキリがないのですが、自他の失敗を責め、否定批判する表現が一切感じられない、という印象です。
純粋に稽古を楽しみ、味わう。失敗してもそれも糧。といったメッセージを技術と共に織り交ぜて伝えてくださるその雰囲気に、「人に恵まれている」その理由がある気がします。
河先生も先日の審査会で、『若いうちはどんどん失敗したら良い』と仰いましたが、そのお言葉の通り、失敗を自分自身で認められるという土壌が感じられるのです。人に良い意味での余裕を与え、穏やかな関係へと繋がる。稽古に向き合う厳しさの中にも、そのような風土が今度も続けば良いなと思います。
私自身は、特に初段昇段後、その先の難しさや黒帯の重さを実感する日々です。練度や技術等の悩みは尽きることがありません。しかしそれが苦として留まらずに前向きでいられるのは、入門当初からの変わらない感覚、妹尾先生の温かで可能性が広がるような(得体のしれない?)雰囲気の為でしょう。汗を流しながら仲間で励まし合い、可能性を信じ、邁進することの大切さを教えていただけたと感じております。
本当に、あっという間の15年でした。

長くなりましたが、岡山県テコンドー連盟の更なる発展を祈念しつつ、更に精進を重ねてまいります。 河先生、並びに関係者の皆様方におかれましては、これからもご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。

そして妹尾先生、15周年おめでとうございます。
これからも宜しくお願い致します。