第16回全日本フルコンタクト・テコンド−選手権大会 ーITA杯無差別級王者日本一決定戦ー

                      2005.11.26(土) 後楽園ホール

                  大会実行委員および後援・協力自治体・企業名簿

                                                       2005年11月17日

日本テコンドー協会は、アマチュア武道団体としての身の丈にあった全日本大会を志向しております。

通年の活動資金も年会費や審査料等で捻出し、特定のスポンサーの財政的援助に依存しない自立した武道団体として、経費の節約に細心の注意をはらい支出の節減につとめてまいりました。
その結果として、不況に左右されない「健全財務」を堅持し、持続的かつ地道な活動をしております。

とはいうものの、本会の活動を通じて獲得した活動資金は、フルコンタクト・テコンドー普及のため、使うべき時は使わなければなりません。
とりわけ、本会は「日本テコンドー協会」という日本のテコンドー界の中で最もポピュラーな名称を使用している以上、当該武道団体の威信をかけると言っても過言ではない全日本大会には資源を集中すべきである、と考えております。
本会が全日本大会を格闘技の殿堂・後楽園ホールで開催するのも、
また、日本のアマチュア格闘技界では最高額と言える優勝者に対する奨学金を授与しているのも、
そのような考えにもとづくものです。

しかし、通年の活動資金が不足している以上、全日本大会に資金を無尽蔵に使用できるわけではありません。
そこでJTAは、アマチュア競技の全日本大会運営上、最も負担の重い二つの点を「改善」しております。

ひとつは、イベント会社を使用しないことです。
通常、メイジャーな会場を使用する場合、専門のイベント会社に委託します。
特定のスポンサーに依存している某武道団体は、好況期には1億円近くの大金を一つの試合だけのためにイベント会社に支払っておりました。

もとよりJTAには、そのような大金はございません。
そこでJTAは、有段者の中から有志をつのり、「全日本フルコンタクト・テコンド−選手権大会」の大会実行委員会を構成し、運営しております。もちろん「報酬」は、交通費程度の寸志でございます。

ただ、この全日本大会実行委員会の中核は、20年以上の経験をもつ熟練度の高い有為なスタッフです。
それを新しいスタッフに先輩として後輩達に伝承しているのです。

JTAの長所の一つは、会員間の「和を尊ぶ」ことです。
これは、直弟子、孫弟子、ひ孫弟子等の違いはありますが、JTA会員のすべてが河門下であるという事実によって可能となっています。日本にはテコンドー団体が6つありますが、最もまとまりの良い団体がJTAです。これは歴然たる事実であります。

「和を尊ぶ」ことが成功している結果、支部長間、会員間の紛争が皆無であり、有段者の定着率が非常に高いのです。この長所があればこそ、テコンドーの試合運営に関する熟練度が回を重ねる都度、高まっております。

しかもスタッフに中には、私利私欲はございません。
童年の頃の純粋な精神を忘れない真の武道家達です。
この頃、世間で蔓延している「自分の支部・道場(通常は個人や会社)だけが良ければ良い」という我田引水的な風潮とは無縁な人々です。
このような倫理的な人々のお陰で「全日本フルコンタクト・テコンド−選手権大会」が開催できます。
この場を借りて大会実行委員の皆様に御礼申し上げます。

もうひとつは、格闘技雑誌への広告も含め広告宣伝費を使用しないことです。
JTAの全日本大会は、JTAホームページ以外に宣伝費をかける意志はございません。
たとえば、企業が新製品やサービスを販売する場合、初年度1億円の売り上げを得るために5千万円近い広告宣伝費をかけることがあります。各種のイベントもこれに近いことを行います。

しかし、JTAは営利を追求する団体ではありません。
営利を追求するプロの興行団体でない以上そのようなことをする必要性がない、
というのが私の持論です。

「広告宣伝をしなければ、いつまでたってもテコンドーは、マイナーじゃないか」
という批判はまったく正しい。

けれども、マイナーなものにこそ、その人の真価があり、個性があり、真実がある、
と私は考えております。
通常、メイジャーなものを好んだり、買ったり、参加したり、観に行くことを個性的とは申しません。

個性的な人々が集い楽しめる「全日本フルコンタクト・テコンド−選手権大会」。
JTAは、このような大会を目指し、精進してまいります。

日本のテコンドー界には4つの全日本大会がありますが、
その中、最も高額な入場料は、JTAが主催する「全日本フルコンタクト・テコンド−選手権大会」です。
他の団体の2〜3倍(無料も有り)で、これも日本のテコンドー界で1番です。

この場を借りてチケットを購入して頂いている皆様方に御礼申し上げます。
不備な点も多々あるとはございますが、
スタッフ一同、誠心誠意ベストをつくしますので、何卒寛容な御心でご容赦下さい。

最後になりますが、6年間連続してJTAの大会を協賛していただいている
ニュートーヨー・グループ(本社神奈川県横浜市鶴見、代表取締役 趙 先済様)には、
この場を借りて厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました。
                                                      日本テコンドー協会
                                                        会長 河 明生

                              記 ( 順不同敬称略 )
主 催 国際テコンドー協会(ITA) 日本テコンドー協会 代表 河 明生
後 援 東京都教育委員会、神奈川県、神奈川県教育委員会、神奈川新聞社
協 賛 ニュートーヨー・グループ 代表取締役 趙 先済、取締役 趙 康恵
幹 事 神奈川県テコンドー連盟
大会会長・最高審判長(兼任) 河 明生
実行委員長 盛島一盛
審判部長 武田敬之
審  判 仮屋山敏志、 吉川 真
総務部長 佐藤 肇  補佐 尾崎圭司
医  務 服部幹彦(整形外科医)、岩下 徹(柔道整復師)、看護師
事故時搬送・救急病院 日本医科大学付属病院
司  会 朴 月美
映像ビデオ部長 坂口好生、  補佐 廣川禎教
時間・ゴング 河田泰弘
照明部長 佐藤裕樹   補佐 飯塚 稔、津田 道
音響責任者 村田大治
選手誘導 西谷信一郎(赤コ−ナ−)   斉藤隆倫(青コーナー)
演武責任者 盛島一盛(兼任)
演武少年少女部責任者 植田博和
演 武 盛島一盛、尾崎圭司、少年少女部選抜
音  楽 Brody.T.Kim 作曲「フルコンタクト・テコンドーのテーマ2005」
写真撮影 まつうらやすし、 金 泰延、 深澤直之、小泉文昭
物販責任者 河田スミレ
記  録 野原麻美
賞  状 春木晴美
受付接待・表彰式補助 杉光理香
会場管理 株式会社 東京ドーム 岩崎泰秀
会  計 中村税務会計事務所 中村松恵
会場設営 株式会社 シミズオクト
会場設営補助 神奈川大学体育会テコンドー部(横浜校・湘南平塚校)
横浜市立大学体育会テコンドー部
備  品 株式会社 マステック
チケット販売先 チケットぴあ、 後楽園ホール、 JTA各支部
チケット管理 盛島一盛(兼任)
制  作 株式会社 アイ・ティー・エー