日本拳道協会(JTA) 宣言       日本テコンドー協会 会長 河 明生
   
    JTAは全日本拳道大会のチケット代金の一部を「福島子供寄付金(震災で両親を亡くされた21 名・片親を亡くされた約150 名の少年少女達への奨学金等の支援基金。 福島県HP参照)」に寄付しています。
過去3 年間実施したチャリティーTシャツ後、20 年間支援を持続するというのは、大震災時、母親の体内にいた胎児が出生し、大学を卒業する期間を23 年と考えたからです。日本列島の火山活動が盛んな昨今、カルデラが集中する九州南部の川内原発の再稼働等、東日本大震災の教訓がいかされていません。私・河は原子力発電所壊滅事件によって故郷を追われた被災者の無念を忘れることはできません。いつ我々自身が被災者になるかも知れないという危機観も持っています。福島の被災者は原子力という極めて危険なものを安全だと強調した日本政府、とりわけ旧通産省の国家的詐欺にあった被害者です。福島東京子力発電所は東京や神奈川等の首都圏の電力を賄うために作られました。この事実を恩恵を受けてきた人々は忘れてはならないと考えます。全日本大会に参加する都度、門人・会員に故郷を追われた被災者の苦しみを思い出して欲しい、ささやかな金額ではありますが、同胞としての信義を守ろうとする武道団体に所属しているという自覚を持って頂きたいと希望します。