JOC(日本オリンピック委員会)への請願

   岡本依子選手(WTF日本、ルネスかなざわ所属)のアテネ五輪への派遣

             署名への協力のお願い

 

                                                                                    日本テコンドー協会

                  会長  河 明生

 

親愛なるJTA会員のみなさま

 

  アテネ五輪・テコンドー競技への出場権を獲得している岡本依子選手のオリンピック出場があやぶまれています。

 

  理由は、WTF日本の分裂(全日本テコンドー協会と日本テコンドー連合)です。

  

  日本テコンドー協会(JTA)は、いずれのWTF組織とも交流はございません。

  当然、どのような内部事情があるかはわかりませんし、

 部外者が口を出せる問題ではございまん。

 

  同様に、JTAは岡本選手との交流もございません。

 

しかし、わたくしは、

岡本選手は、組織をこえた存在、すなわち「日本のテコンドー界の宝」だと考えています。

 

かつて彼女は、シドニー五輪で銅メダルを獲得し、日本におけるテコンドーの知名度を高めてくれました。

五輪予選の際、すでに所属組織は分裂していました。それは、出場権を獲得しても、出場できるか否かわからないという厳しい現実を意味します。

しかし、彼女はこの逆境を克服し、見事予選を突破しました。

この精神力は、「テコンドー選手の模範」といえるでしょう。

 

わたくしは、組織は異なれど、

純粋にテコンドーを愛し、努力し、結果をだした岡本選手が、

日本の代表としてアテネ五輪に出場することを望みます。

 

JTAは、会員のみなさまに同じテコンドーを愛する仲間として、

「JOCへの請願ー岡本依子選手のアテネ五輪への派遣署名」への協力をお願いします。

 

具体的な署名活動は、JTA支部長・責任者を通じてお知らせします。

JTAは、3月28日の第15回神奈川県大会で署名を行います。

インターネットでの署名にも協力してほしいと思います。

 

この署名の呼びかけは、いかなる意図もございません。

JTAの代表者が、上記の署名活動を知ったのは、つい最近のことであり、出張などが重なり、お知らせが遅れたことを残念に思います。

 

JOCは、3月末で結論をだすという方針です。

JOCの期日が過ぎても署名は続けます。

仮にJOCが厳しい判断を下しても請願は継続すべきだと考えます。

可能性が1%でも残っていれば、全力をつくす、それがJTAの方針です。

 

 みなさまのご協力をお願いします。