2005年4月 理事会通信


<注意> 理事会で議論された「公開に適切な議題」についてのみ公表します。


(1)試合出場選手の無理な減量の禁止


<提出者 河明生>

最近、各種試合での3部組手で、無理な減量をする選手が増えている。
3部軽量級の63kg未満に選手が集中している。
結果、トーナメント方式の3部軽量級の試合数だけが増加し、
勝ち残る選手の負担が増えている。

3部試合は、ヘッドギア着用のライトコンタクトルールとはいえ、
選手の体力や防御テクニック等で、同じ級位(帯)でも格差があることから
(最近、JTA会員には空手や各種拳法、ボクシング等の格闘技経験者が増えているため)
無理な減量がたたって大事故につながる危険性がある。

未成年者でしかも育ち盛りの高校生の減量は危険である。
また、社会人も仕事での激務、「サービス残業」、休日出勤等、
心身共にへとへとの状態での減量は、大変、危険である。

よって、死亡等の大事故防止のため、
今後のJTA公認の試合では、JTA本部通達として支部長に対し、
「指導上、所属会員の減量を原則禁止」と通達したい。


<結果> 満場一致で可決。
    関東大会終了後の、臨時支部長会議で各支部長へ通達する。