2006年4月 理事会通信



(公開議題)第9回関東テコンドー選手権大会の12月下旬開催


<提出者 河明生>

  毎年、ゴールデンウィーク時に開催されている
  最も重要な全日本大会予選会=関東テコンドー選手権大会(開催地 神奈川県立武道館)を
  今後は12月下旬に開催したい。

理由1  私は、JTAの支部長達を宝だと考えている。 
      JTAの古参の支部長達は、40歳にさしかかっており、結婚や育児等での人生の転換期にある。
      JTAは、終身支部長制であり、「JTAの道」は、マラソンに等しい。
      より優れた指導をするためには、適切な休養と余暇が必要であると考える。
      だが、JTAの行事は、日曜日や祭日に集中している。
      これはやむを得ないことだが、
      定職を持ちながら夕方や夜にかけてJTA支部を運営する支部長達に、
      それぞれの趣味を満喫できる余暇を与えたい、
      と考え、審査、試合、セミナー等の行事を集中してきた。
      それぞれの行事、とくに試合と審査を別々に行う方が、
      より多くの参加者・受験者を集めることができるであろうが、
      そうしないのは、可能な限り行事を減らし、支部長達に休養と余暇を与えたいからであった。
      関東大会は、例年、GWに実施してきたが、改善したと考えていた。
      GWは、勤勉な日本人、より正確に言うと仕事を休むことを罪悪視する環境におかれている日本人が、
      後ろ指を指されず、堂々と仕事を休める盆と暮れに次ぐ日であるとみなせる。
      これは何も支部長だけではなく、指導員やまじめな稽古生にも言えることであろう。
      そこで、今後、GWは、JTA行事および道場稽古を休むという「公休」期間としたい。   

理由2   12月下旬は、全日本フルコンタクトテコンドー選手権大会が終了して30〜40日程度であり、
      全日本大会で破れた選手や予選会で破れた選手の実力が充実している、と考えられる。
      とくに大学生は、1月〜2月にかけて最も重要な期末試験があるため、
      これを経ると急激にレベルおよびモチベーションが落ちてしまい、戻すまでに時間がかかる。
      そこで11月の全日本大会でシード権をのがした有力選手が、
      12月下旬の予選会・関東大会で勝利して全日本大会の出場権を決めた上で、
      正月や試験等の冬の時期に休養および身体作りに専念できる環境を整備した方が合理的である。

理由3  毎年12月下旬は、JTAの伝統行事「千本チルギ」があり、
      より多くの観客に選手達の活躍を応援してもらえる可能性が高い。

<結果> 満場一致で可決。

    1,今後、関東テコンドー選手権大会の開催日は、毎年12月の千本チルギと同じ日にする。
      第9回関東テコンドー選手権大会の開催日は、2006年12月23日(土、祝日)とする。

    2,来年からGW期間は、JTAの「公休日」と定める。
      支部長は、入門要項に「5月のGWは、道場はお休みです」と明記する。