2006年5月 理事会通信
(公開可能議題) 第17回全日本フルコンタクトテコンドー大会出場権取り消し
<提出者 河明生>
第8回関東テコンドー選手権大会一部重量級優勝者の
第17回全日本フルコンタクトテコンドー選手権大会出場権を取り消す。
ただし、試合成績およびJTAランキング順位(現時点)は、そのままとする。
理由 最近、第8回関東テコンドー選手権大会一部重量級優勝者が、
試合当日、選手集合時間を30分以上も遅刻したにもかかわらず、
失格にしないで、そのまま試合に参加させていたことを知った。
秩序が無い組織に将来の展望はない。
また、集合時間遵守を説いている大会要項そのものの信頼性が担保できない。
これは公平の観点からも望ましいものではない。不平等観を生じさせるからである。
現実に「苦情」がよせられている。
さらに、JTAが社会武道教育団体を標榜している以上、
そのまま当該選手に全日本大会へを出場権を与えることは、
遅刻した本人に対する教育上の観点からも望ましいものではない。
よって、第17回全日本フルコンタクトテコンドー選手権大会出場権を取り消すべきである。
ただし、遅刻を知っていながら試合に出場させたのは、実行委員会のミスであり、
そのミスは、ひいては最高責任者=大会会長の河明生のミスでもある。
また、当該選手の試合内容は、評価すべきものがあり、
その努力の結果をすべて水泡にするのは、情義的にも躊躇がある。
ゆえに、関東大会での試合成績およびJTAランキング順位(現時点)は、そのままとする。
東京都大会以降の選抜選手選考の際にも、当該選手に不利益が生じないように、
今回の遅刻の件は、「関東大会での優勝者に対する出場権の取り消し」で終わりにしたい。
<結果> 承認
今後も各種試合の際、選手集合時間に遅刻した場合は、例外なく失格とする。