2006年7月 理事会通信



公開可能議題
 第17回全日本フルコンタクトテコンドー選手権大会における選手宣誓・渡部翔太

<議題提出者 河明生>
 第9回東京都大会終了後、
 第16回全日本大会女性無差別級で優勝し、
 女性部史上初の最優秀選手賞に輝いた功績により、
 第17回全日本大会での選手宣誓(女性初)が内定していた長崎優子から、
 「全日本大会での選手宣誓を辞退したいのですが・・・」
 と相談を受けた。

 当日、彼女が、
  ー全日本大会前の調整試合という位置づけ
 で出場したはずの一部女性無差別級で、
 1回戦負けという不本意な結果が起因していると思われる。
 かなり落胆していたので、本人の意思を尊重し、慰留しないで、受諾した。

そこで本理事会で、第17回全日本大会選手宣誓者を決定したい。
 選定条件は、
  ー日本テコンドー協会が主催する
   全日本フルコンタクト・テコンドー選手権大会での選手宣誓は、
   生涯ただ一度の名誉である。
ということのみ。

個人的な見解を言えば、
  ー女性部試合の活性化
 がJTAの重要な課題なので、女性部選手が望ましいが、
 忌憚のない意見をのべてほしい。

<盛島一盛>
やはり性別にこだわらず、
  ー期待できる強い選手
 から選ぶべきだと思います。

<武田敬之>
同感です。
JTAランキング選手の中から選んだらどうでしょうか?

<河 明生>
そうか。
とくに異論はないが、具体的に誰が良いか?

<盛島一盛>
昨年度の全日本で3位に入賞したランキング第2位の渡部翔太でどうでしょうか。

<武田敬之>
   私も渡部翔太が良いと思います。

<河 明生>
二人の理事の推薦を尊重する。
翔太は、現在、
 ー第二の尾崎圭司
を目指し、チームドラゴンでプロのテクニックを学んでおり、上達している。
前田憲作氏から、
 ープロデビューの許可
をもらったらしいが、
翔太本人は、アマチャア最後の試合で優勝し、
 ー全日本フルコンタクト・テコンドー無差別級チャンピオン
の肩書きでのデビューを志向しているようだ。

JTAの主催する全日本フルコンタクトテコンドー選手権大会は、
 ー打撃系武道の甲子園
を志向している。
技術的に、甲子園で活躍した高校球児の一部がプロ野球で活躍するのと同様、
ーJTAの無差別級チャンピオンは、プロでも通用する
という実績を積み重ねて行きたいと思っている。

今は、K−1というメイジャーなものがあり、
JTA全日本無差別級チャンピオンが、
Kー1チャンピオンを目指してがんばるのも、望ましいことだと思っている。

翔太はプロの登竜門・新空手(空手というよりは、道衣を着たキックボクシング)
の大会で優勝しているので、最適な人選だと思う。

渡部翔太に決定したい。

<結果>第17回全日本フルコンタクト・テコンドー選手権大会選手宣誓は、
    満場一致で、渡部翔太(湘南平塚支部)に決定する。