2006年10月 理事会通信



                                        臨時理事会
                                       06/10/08
                                    於 滋賀県立武道館

(公開議題) 第17回全日本フルコンタクトテコンドー選手権大会出場者確定

       ー女性部無差別級選抜選手2名棄権にもとづくパイオニア推薦ー


<提出者 河明生>

 第17回全日本フルコンタクトテコンドー選手権大会の最終予選会=第18回全日本学生
テコンドー選手権大会一部組手が終了し、軽量級、中量級、重量級の各優勝者に対する
第17回全日本大会への出場が確定した。

本来ならば、第17回全日本大会男女選抜選手すべてが確定するところ、女性部無差別級
選抜選手の染谷(JTA女性部ランキング5位)と井上(JTA女性部ランキング6位)の2名が、
先週、手術等の事情により、棄権の意思表示をしたので、慰留せず、受理した。
結果、全日本出場選手枠(男女総数24名)に、2名の空きが生じたが、第17回全日本大会
を40日後に控えているので、臨時に理事会を召集した次第である。

今日実施された第18回全日本学生テコンドー選手権大会は、神奈川はもとより、高知や
岡山・倉敷などから選手が集い、個人戦・団体戦で、約150名の選手が熱戦を繰り広げ、
すばらしい大会となった。
入賞者も、一つの大学に偏重せず、熱意ある大学支部は、それぞれが伝統に見合った好成績
を出したと言えよう。とりわけ、横浜市立大学体育会は、確実に、過去および現在に至る迄、
「日本の大学最強のテコンドー部」として君臨してきた神奈川大学体育会を脅かす存在に
成長し、まことに喜ばしい限りである。

また、岡山大学同好会や高知工科大体育会も、二部および三部で上記の神大や横浜市大の
選手を倒し、優勝者および準優勝者を輩出し、まことに喜ばしい限りだ。これは、私の内弟子
として東京で修行した妹尾将吾(岡山・神戸支部長)と古谷知也(高知支部)の両名が、
「テコンドー不毛の出身地」に戻り、私との信義を守り、孤軍奮闘してJTAテコンドーの
普及活動に精進してくれた結果である。
このような事実をみると、地方におけるパイオニアの役割が、いかに高いかがわかる。

そこで、妹尾や古谷には、及ばないものの、
地方支部のパイオニアとして持続的にJTAに貢献している下記の2名に対し、
第17回全日本フルコンタクトテコンドー選手権大会出場資格を与えたいので推薦する。

 1,井上昌彦(初段、静岡支部長、静岡産業大学体育会テコンドー部監督)

(理由)
1,昨年の第16回全日本フルコンタクトテコンドー選手権大会では、強豪の高島大輔に
  一本勝ちする実力を有している。
2,静岡産業大学を体育会テコンドー部に昇格させた実績もある。
3,静岡支部の支部長としてJTAに対する持続的な貢献がある。

ただし、2年連続推薦なので、来年度の第18回全日本大会ではパイオニア推薦はしない。


 2,秋葉雄大(初段、下北沢支部等、東海大学福岡短期大学体育会テコンドー部創部者)

(理由)
1,自主的に、九州福岡の大学に同好会を創設し、
  「JTAテコンドー不毛の地・九州」に初めて普及した功労度は高い。
  東海大学福岡短期大学同好会を体育会テコンドー部に昇格させた実績もある。
2,第18回全日本学生テコンドー選手権大会一部組手で、最激戦区であり、
  レベルが最も高かった軽量級で、3位入賞を果たしており、実力もある。
3,大学卒業後も、JTAに貢献する意志が固い。

ただし、秋葉は現在、東海大学本校同好会および下北沢支部に所属しているが、
 福岡の東海大学短大における実績を評価されてのパイオニア推薦なので、
 所属は、「東海大学福岡短期大学体育会テコンドー部」としたい。
秋葉は、上記短大から東海大本校の3年に編入している現役の東海大学生であり、
東海大学福岡短期大学体育会テコンドー部のコーチでもあるので、問題はないと思う。


<結果>

 異論無し、満場一致で可決。