2009年2月 理事会通信 |
(公開可能議題1)盛島一盛、JTA事務局長就任 <議題提出者 河> 以下の理由により、盛島一盛にJTA本部事務局長就任を要請する。 日本の打撃系武道界は、「量(規模)」で言うと、 例えば、大手出版社10社前後による寡占状態とも言える出版業界と似ているかも知れない。 おそらく30にも満たないであろう少数の「大手」と「準大手」、 900を超えるであろう絶対多数の「中小零細」というのが現状である。 他方、日本の打撃系武道界は、「質」から言うと、 「一流」と言えるオリジナルな技術や独自の個性等の特長および特徴を有している団体が、 どれほどあるのであろうか? 空手で言うと、4大流派のいずれかにたどりつく。 ゆえに、同じ基本の突きと受け、同じ型、同じ移動稽古、同じ寸止め組手ルール等、 流派を名乗る根拠に乏しいものが多いのではあるまいか。 フルコンタクト空手をみれば、その大部分が極真空手に類似しており、道衣の胸のマークだけが違うと言えなくもない。 また、「大手」や「準大手」の中には、「質」のバロメーターと言える全日本大会を開催しない団体もあり、 組手そのものを禁止している団体もある。 最近の動向では、「大手」も「準大手」も、中心が少年部であり、一般成年部の減少が著しい。 今後、少子化の影響により、打撃系武道団体は、淘汰される運命にあると考える。 現在JTAは、「量」から言えば「中小零細」から「中堅」へ発展できるか否かの状態にある。 そして中心層は、成年部である。 「質」から言えば、かなり上位にランクされてもおかしくないと自負している。 蹴美や蹴武等の概念で表徴される蹴り技に特化した独自性、とりわけ独自の蹴武の型、 他のテコンドーとは異なり突きをおろそかにしない実践性およびK-1等への選手輩出の実績、 七大精神に明示してある公共性、そして審査過程における七大精神を反映した論文審査は、 他の打撃系武道団体にないものである、と自負している。 全日本フルコンタクトテコンドー選手権大会も持続的に後楽園ホールで開催して今年で8回目、 ライトコンタクト時代を合わせれば今年で20年連続の開催となる。 淘汰される運命にある時代の中、 「2009年度JTA方針」に示した「素心の武道場」を目指すためには、 より一層、公共的精神の涵養と性蹴り技に特化し、 「質」を高めていかなければならないと考えている。 それによって「量」も克服できるに違いない。 「質」を高めるため、「日本テコンドー」の体系化を急ぎ、技術体系書を公刊しなければならない。 また、本年、20回目の節目を迎える全日本フルコンタクトテコンドー選手権大会を発展させなければならない。 さらに、JTA本部ホームページの充実が必要不可欠である。 しかし、組織的発展にともない大小様々な事務が急増している。 また、加盟クラブや会員の増加と殺伐とした世相を反映してか、 過去には想像もできなかった有段者等による「トラブル」も生じている(下記参照)。 そのすべてを私が直接・間接に指示し処理してきたわけだが、 その都度、創造的な職務、たとえば、蹴武の型有段者篇の創始に支障をきたしている。 逆に、トラブル処理が一段落すると、蹴武の型・柳韓が短時間に創造できるのである。 JTAの発展ため、JTA本部事務局長というポストを新設し、 分業推進をはかるべきだという結論に達した。 事務局長は、組織の要であり、その大役は、盛島以外にいないので、就任を要請したい。 (盛島)了解しました。 (河)ありがとう。 一連のトラブル処理にともないJTA内部には人材が抱負であることに気づいた。 その一人が、神奈川県テコンドー連盟に事務局長に就任した吉川である。 今後、盛島の負担を減らし、 全日本フルコンタクトテコンドー選手権大会活性化のために専念してもらうべく 神奈川県テコンドー連盟が主催する試合の事務処理は吉川に一任したいと思う。 (公開可能議題2)除名処分告知 過去には想像もできない不正が発覚した。 JTA内部の正義と秩序を守らないと「素心の武道場」は困難であることから下記の者を除名とする。 除名者は、段位および級位を失効させる(有段者名簿から削除)。 また、今後、JTAのすべての行事はもとより加盟団体への出入りを禁ずる。 なお、除名者の「氏」と所属は公開するが、「名」は、最後の武士の情けで「某」とする。 *JTA内部において、今回の不正が周知されたので、予定通り、除名者を匿名(イニシャル表示)に変更する。 除名者第1号 I・S(神奈川大学テコンドー部OB会) 除名理由 2009年1月実施の神奈川大学体育会卒部生祝賀会における不正 祝賀会に所定の会費(18000円)を納めないで不正参加。 ①同会への出欠の返答をしていないが、同期とは待ち合わせをしている ②集合写真を確認したところ見あたらない等 大人数での祝賀会を見越した計画的な不正である。 遠方のOBは、10万円近くも出して1年に1回の同会に参加している。 それはひとえに「昔の純粋な人間関係」を思い出して活力にするためである I・Sは神奈川県在住である。 このような不正を知った事務担当者および同会OBは、 情けないと感じるとともに、傷ついてしまった。 この不正は断じて許容できない。 I・S本人も、不正を認めているが、謝罪の書信はない。 今後、湘南平塚テコンドークラブや神奈川大学湘南校テコンドー部へ出入りした場合、 恥を知らず、反省していないものとみなし 職場の上司宛に今回の不正に関する「内容証明郵便」を送付し抗議におもむき、 この不正につき徹底的に詰問し、徹底的に懲らしめる所存である。 除名者第2号 U・S(静岡藤枝テコンドークラブ) 徐名理由 昇級審査料を納めず昇級審査を受験し、 のみならず黄帯まで受取り、音信不通となる。 |