宗師範・河明生の武道家指導
1、他武道団体の役職
1998年9月  極真会館東京城南・川崎支部 顧問就任
2002年1月  極真会館東京城南・川崎支部 相談役就任
2、極真空手・数見肇選手指導
(第7回世界空手道選手権大会に備えた特別特訓を4ヶ月間実施、結果、準優勝)

  

河明生「数見肇の美学」

3、極真空手・八巻建志選手指導

 第6回世界空手道選手権大会に備えた特別特訓を4ヶ月間実施、結果、優勝。
 下記はその一部を八巻氏の自伝から引用した文書です。テコンド−特訓の詳細は、
 八巻建志著『八巻建志自伝−光輝の拳』ベ−スボ−ルマガジン社、1997年をご購入下さい。
 引用頁は、214〜216頁、241〜242頁、249〜250頁。

「第5章 頂点 テコンド−特訓−8月に入って私は、最大最強の敵となるに違いないブラジル勢をはじめとする外国人選手を想定した特訓を開始した。とくにフィリォともう1人の強豪、身長195センチのグラウベ・フェイト−ザの蹴りは日本人には絶対真似のできないリズムとスピ−ドがある(略)だが、外国勢に負けないテクニックを持った格闘技がある。韓国のテコンド−だ。この世界一の足技を体系的な稽古で会得していくテコンド−をマスタ−すれば外国勢にも対抗できるはずだ。私は以前、城南支部に所属し、現在テコンド−の道場を主宰している河明生さんに出稽古をお願いした。世界一になるために必要と思うことは何でも吸収したい(略)テコンド−の道場では、5〜6人の選手に30秒ずつ攻撃を仕掛けてもらった。私の反撃は一切なし。受けに専念し、相手の攻撃をいかに捌くかに神経を集中した。テコンド−の選手は身体こそ細いものの、凄まじい切れ味の足技を持っている。半身の構えから脚全体がムチのようにしなり、蹴りが飛んでくる。スナップを効かせたつま先は、空気を切り裂くカミソリのようだ。極真とはリズム、蹴り方が根本的に異なっている。
 実際にテコンド−の選手との組手が始まると、相手の攻撃をもらうケ−スがままあった。どうしてもタイミングが合わず、かかと落とし、後ろ回しが顔面に入るのだ。とくにかかと落としから後ろ回しへつなげる連続技を出されると、ガ−ドが追いつかず、側頭部にヒットすることが多かった。さすがにダウンはなかったものの、一瞬、ヒヤッとした経験は何度かあった(略)
 準々決勝、対黒澤浩樹−(黒澤選手は)今度は慎重に間合いを詰め、下段から中段突きにつなげてきた。だが、余裕をもった私はステップワ−クでかわし、逆に中段回し蹴りをボディへたたき込む。あのテコンド−特訓のおかげで、相手の攻撃がよく見える(略)
 準決勝、対ギャリ−・オニ−ル−(ギャリ−選手は)1発で勝負をつけてやろう、と大技を狙っているのは明らかだ。しかし、テコンド−のスピ−ディ−な攻撃に目が慣れている私は、ガッチリ受け止めて後ろへ倒す(略)しかし、終盤にヒヤリとする場面があった。左右の下段で追い込んだところへ、カウンタ−でかかと落としが襲ってきたのだ。とっさに顔を捻って芯を外し、顔面への直撃は免れたが、テコンド−の経験がなければ間違いなくもらっていたと思う」

  「光輝の拳 八巻建志自伝」
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4、極真空手・高久昌義選手指導
    (第7回世界空手道選手権大会に備えた特別特訓を実施)

5、極真空手・志田清之選手指導
    (第7回世界空手道選手権大会に備えた特別特訓を実施)