日 本 テ コ ン ド ー 協 会
               初 段 昇 段 審 査 会
                   要 項

                        2019年10月1日改訂

日本テコンドー協会(JTA)は、「JTA七大精神」にもとづき
国家・社会に有為な優れた武道家=有段者の輩出を目指しています。
そのためには公正かつ客観的な昇段審査が不可欠であると考えています。

昇段して黒帯をしめることは、
武道を志す人々の目標であり、憧れであるといえます。
日本テコンドー協会昇段審査に合格し、
昇段証授与式で昇段証を授与され(昔の免許皆伝に相当)、
日本テコンドー協会有段者のみが着用を認められているJTA黒帯道衣に袖を通し、
自分の氏名を刺繍した黒帯をしめる喜びと
同門の同志の人々からの祝福は貴重な体験となるでしょう。
しかも入門当初の目標、
すなわち昇段・黒帯取得を達成したという自分自身に対する満足感と
逞しく成長した「新しい自分」を発見することができます。

JTAは、昇段した会員諸氏が、
黒帯をしめることで自信と誇りをもち、
「JTA七大精神」に恥じない向上心を持ち続けることを期待しています。
揺るぎない向上心を堅持する限りにおいて後輩の模範となり、
指導することが可能となります。
人の上に立つという責任感を強める一方、
奢らず高ぶらず素心の精神でより一層優れた人格を涵養して頂きたいと希望しております。

JTA昇段審査受験を希望するJTA会員は、下記を一読し、所定の手続きを済ませて下さい。


 目次   一、基本事項

       二、受験資格

       三、一般部(高校生以上)審査内容

       四、少年少女部・中学生審査内容

       五、少年少女部・小学生審査内容

       六、昇段審査受験費用

       七、手続き

       八、その他

                            記

一、基 本 事 項

1、主催者
          日本テコンドー協会


2、審査官 
          日本跆拳道創始者 河 明生


3、実施日時
          最新昇段審査日程参照


4、場所
          最新昇段審査日程参照


二、受 験 資 格

  J T A 公 認 1 級 位 ・ 茶 帯 を 有 す る 現 役 会 員 。

     ただし、「JTA七大精神」に反している者は受験できません。
     たとえば、礼儀礼節や信義に欠けている者、
     諸会費・部費等の滞納常習者で社会性に欠けている者
     暴力団やカルト集団等反社会団体の構成員である者等は受験できません。

     また、休会していた茶帯会員が、復帰6ヶ月以内に受験することはできません。


三、一 般 部 ( 高 校 生 以 上 ) 審 査 内 容

1、実技審査
  実技審査は最短で1回、最長で3回にわけて受験することができます。

留意事項
       2回以上にわけて昇段実技審査を受験することを奨励します。
       なぜなら、日本跆拳道は、己との闘いです。
       ゆえに日本跆拳道における昇段は、他者との競争ではありませんし、
       他者の目を気にする必要はありません。
       確実に、一歩一歩、優れた実技能力を涵養した上で昇段することを奨励します。

第 1 次 実 技 審 査
     蹴 武 の 型   踵 落 と し 蹴 り の 型   義 家

第 2 次 実 技 審 査
     蹴 美 上 級 約 束 組 手  1番 ~ 1 0 番

第 2 次 実 技 審 査
     試 し 割 (男子八分板、女子六分板)

     ①飛び後ろ横蹴り
       (男子4枚以上 女子3枚以上)

     ②飛び踵落とし蹴り
       (男子1枚以上 女子1枚以上)

     ③飛び後ろ回し蹴り
       (男子1枚以上 女子1枚以上。
        ただし、30歳以上の壮年は、後ろ回し蹴りに代えることができる)

      ④飛び横蹴り
       (男子5名以上、 女子4名以上を飛び越し。各1枚。
        ただし、30歳以上の壮年は棄権することができる)

第 3 次 実 技 審 査

   蹴 美 創 作 約 束 組 手 ・ 5 作 品

注意事項

1)「 蹴 美 創 作 約 束 組 手 動 作 説 明 書
    を昇段審査申請書等に添付し、
    審査1週間前にJTA本部に事前郵送しなければならない。

受験者の「立ち方」は、すべて「半後屈立」とし、「構え」は下記のように定める

           構え
第1作品   起龍の構え
第2作品   小龍の構え
第3作品   飛龍の構え
第4作品   天龍の構え
第5作品   双龍の構え


②補助者の「立ち方」は、すべて「組手立」とし、「構え」はすべて「虎龍の構え」とする。

2)上記の構え・立ち方以降の動作は、受験者が独自に創作したオリジナルな約束組手に限る。

3)蹴美創作約束組手は、名称のとおり、蹴美の約束組手の創作である。
  よって次の動作は、蹴美ではないので禁止する。
   イ) 手技のみは不合格とする。
   ロ) 投げ技・つかみ技・関節技等の組技系格闘技・武道の動作を加えることを禁止する。
   ハ) ローキック、膝蹴り、間接蹴り等の蹴美ではない蹴り技を禁止する。
   ニ) その他ふさわしくない技。例えば、頭突きや目突き等。


2、論 文 審 査
               「 日 本 拳 道 の 基 礎 理 論 」

注意事項

1)最終審査日の当日提出。
2)400字詰原稿用紙10枚以上。
3)論文は、<Ⅰ、人間の潜在能力>、<Ⅱ、日本跆拳道の修練>の順でまとめる。
4)最近、大学卒業論文やレポート、大学院学位論文での盗作が頻繁におこっています。
  遺憾ながら、もし仮に、過去の合格した論文を丸写した盗作は発覚次第、不合格とし、
  段位を取り消します。黒帯および昇段証を返却させます。なお、審査料は返却しません。
5)本論文は創始者による「日本跆拳道の基礎理論講義」を基底とするものですが、
  より優れた理論に発展させるために
  高度な専門知識(医学、体育理論、物理学等)に基づいた学術的批判を歓迎します。
  論理的な論旨はもとより、学術書等の引用文献の出所を明確にして下さい。
  批判したからといって落とすことは絶対ありえません。

四、少 年 少 女 部 ・ 中 学 生 実 技 審 査

1、実 技 審 査
   中学生の実技審査は2回以上にわけて受験することを義務づけます。
   最長3回受験が可能です。
   ただし、過去1年以内の各種蹴武の型試合において入賞経験のある受験者に限り
   1回受験を許可します。

留意事項
   3回以上にわけて昇段実技審査を受験することを奨励します。
   なぜなら、日本跆拳道は、己との闘いです。
   ゆえに日本跆拳道における昇段は、他者との競争ではありませんし、
   他者の目を気にする必要はありません。
   確実に、一歩一歩、優れた実技能力を涵養した上で昇段することを奨励します。
   とくに子供の頃は、努力する過程の尊さを体験的に学ぶべきだと考えます。


第 1 次 実 技 審 査

      蹴 武 の 型   踵 落 と し 蹴 り の 型   義 家


第 2 次 実 技 審 査

      蹴 美 上 級 約 束 組 手  1番 ~ 1 0 番


第 2 次 実 技 審 査
      試 し 割 ( 男 子 八 分 板 、 女 子 六 分 板 )


      ①飛び後ろ横蹴り
        (男子3枚以上 女子2枚以上)


      ②踵落とし蹴り
        (男子1枚以上 女子1枚以上)


第 3 次 実 技 審 査

      蹴 美 創 作 約 束 組 手 ・ 2 作 品

注意事項

1)「 蹴 美 創 作 約 束 組 手 動 作 説 明 書
    を昇段審査申請書等に添付し、
    審査1週間前にJTA本部に事前郵送しなければならない。

  ③受験者の「立ち方」は、すべて「半後屈立」とし、「構え」は下記のように定める。

               構え
    第1作品   起龍の構え
    第2作品   双龍の構え


  ④補助者の「立ち方」は、すべて「組手立」とし、「構え」はすべて「虎龍の構え」とする。

2)上記の構え・立ち方以降の動作は、
  受験者が指導者と相談の上、「創作」したオリジナルな約束組手に限る。

3)蹴美創作約束組手は、名称のとおり、蹴美の約束組手の創作である。
  よって次の動作は、蹴美ではないので禁止する。
  イ) 手技のみは不合格とする。
  ロ) 投げ技・つかみ技・関節技等の組技系格闘技・武道の動作を加えることを禁止する。
  ハ) ローキック、膝蹴り、間接蹴り等の蹴美ではない蹴り技を禁止する。
  ニ) その他ふさわしくない技。例えば、頭突きや目突き等。


2、論 文 審 査

「 日 本 拳 道 基 礎 理 論 講 義 を 受 講 し た 感 想 文 」

注意事項
1) 最終審査日の当日提出。
2) 400字詰原稿用紙5枚以上。
   指導者の指導を受けた上で、自分の力で書かなければなりません。
3) 感想文は、<Ⅰ、人間の潜在能力についての講義受講感想>
          <Ⅱ、日本跆拳道の修練についての講義受講感想>の順でまとめて下さい。
4) 最近、大学卒業論文やレポート、大学院学位論文での盗作が頻繁におこっています。
   子供の頃から、「盗作は犯罪である」という道徳教育を施すべきだと考えております。
   遺憾ながら、もし仮に、過去の合格した論文・感想文を丸写した「盗作」は、
   発覚次第、不合格とし、段位を取り消します。
   黒帯および昇段証を返却させます。なお、審査料は返却しません。

五、少年少女部・小学生実技審査

1、実技審査
   小学生の実技審査は2回以上にわけて受験することを義務づけます。
   最長3回受験が可能です。
   ただし、過去1年以内の各種蹴武の型試合において入賞経験のある受験者に限り
   1回受験を許可します。


留意事項
   3回以上にわけて昇段実技審査を受験することを奨励します。
   なぜなら、日本跆拳道は、己との闘いです。
   ゆえに日本跆拳道における昇段は、他者との競争ではありませんし、
   他者の目を気にする必要はありません。
   確実に、一歩一歩、優れた実技能力を涵養した上で昇段することを奨励します。
   とくに子供の頃は、努力する過程の尊さを体験的に学ぶべきだと考えます。


第 1 次 実 技 審 査

      蹴 武 の 型   踵 落 と し 蹴 り の 型   義 家


第 2 次 実 技 審 査

      蹴 美 上 級 約 束 組 手  1 番 ~ 1 0 番

第 2 次 実 技 審 査
      試 し 割 (男子八分板、女子六分板)

      ①後ろ横蹴り
        (男子2枚以上 女子2枚以上)

      ②踵落とし蹴り       
        (男子1枚以上 女子1枚以上)


第 3 次 実 技 審 査

      蹴 美 創 作 約 束 組 手 ・ 1 作 品

注意事項

1) 「 蹴 美 創 作 約 束 組 手 動 作 説 明 書
    を昇段審査申請書等に添付し、
    審査1週間前にJTA本部に事前郵送しなければならない。

 ⑤受験者の「立ち方」は、すべて「半後屈立」とし、「構え」は下記のように定める。

             構え
   第1作品  起龍の構え


 ⑥補助者の「立ち方」は、すべて「組手立」とし、「構え」はすべて「虎龍の構え」とする。

2)上記の構え・立ち方以降の動作は、
  受験者が指導者と相談の上、「創作」したオリジナルな約束組手に限る。

3)蹴美創作約束組手は、名称のとおり、蹴美の約束組手の創作である。
  よって次の動作は、蹴美ではないので禁止する。
  イ) 手技のみは不合格とする。
  ロ) 投げ技・つかみ技・関節技等の組技系格闘技・武道の動作を加えることを禁止する。
  ハ) ローキック、膝蹴り、間接蹴り等の蹴美ではない蹴り技を禁止する。
  ニ) その他ふさわしくない技。例えば、頭突きや目突き等。


2、論 文 審 査

「 日 本 拳 道 基 礎 理 論 講 義 を 受 講 し た 感 想 文 」

注意事項

1)最終審査日の当日提出。
2)400字詰原稿用紙4枚以上。
  指導者の指導を受けた上で、自分の力で書かなければなりません
3)感想文は、<Ⅰ、人間の潜在能力についての講義受講感想>
         <Ⅱ、日本跆拳道の修練についての講義受講感想>の順でまとめて下さい。
4)最近、大学卒業論文やレポート、大学院学位論文での「盗作」が頻繁におこっています。
  子供の頃から「盗作」は犯罪であるという道徳教育を施すべきだと考えております。
  遺憾ながら、もし仮に、過去の合格した論文・感想文を丸写した「盗作」は、
  発覚次第、不合格とし、段位を取り消します。
  黒帯および昇段証を返却させます。なお、審査料は返却しません。


六、昇 段 審 査 受 験 費 用

1、費 用
       3 3 0 0 0 円

2、振 込 先

   審査実施日1週間前迄、下記口座に所定の費用を振込んで下さい。振込手数料は受験者負担。

  ① ゆうちょ銀行当座(旧郵便振替)

   番 号   0 0 1 6 0 - 6 - 1 8 5 0 5 8

   
名 義   日 本 テ コ ン ド - 協 会

注 意 

 1) 振込用紙に、氏名、所属支部、年齢を必ず記入して下さい。
 2) 審査当日の現金による受領は一切認めません。
 3) 一度、振り込まれた審査料は、如何なる事情があろうとも返却しません。


七、手 続 き

手順1  所属クラブ長の受験許可を得る。

手順2 J T A 昇 段 審 査 受 験 申 請 書を作成する。

手順3 正 装 証 明 写 真 ( 5 C m * 5 c m ) 3枚
     を用意する
     証明写真を切らないで添付する者がおりますが、その場合失格とします。
     写真が折り曲がらないように注意して下さい。

手順4蹴 美 創 作 約 束 組 手 動 作 説 明 書を作成する。

手順5 昇段審査料を上記の指定口座に振り込み、現物またはコピーをとる

手順6 「返金希望口座(銀行名、支店名、口座名カタカナ、預金番号明記)」
    (様式随意、任意提出→途中棄権しないという意志が強い受験生は不要

手順7 「JTA審査法ー昇段審査書類持参法」 のとおり


八、そ の 他

1)合否は、JTAウェブサイトに公開します。
  失格者の氏名は非公開とし、支部長・責任者を通じて受験者本人に通知します。

2)合格者には、「日本テコンド-協会昇段証」を昇段証授与式時に授与します。

3)理由を問わず欠席者や遅刻者は失格とします。審査料は返却しません。

4)審査は、保険会社の方針により「スポーツ安全保険」が適用されません(理由は不明)。
  そのため日本テコンドー協会は、昇級・昇段審査課題から自由組手を除外してます。

  しかし、打撃系格闘技=武道である以上、100%安全だとはいえません。
  とくに、試し割は怪我をする恐れがあります。

受験を希望する会員は、
審査中、何らかのアクシデントにより事故が生じようとも自己の責任として処理し、
JTAやその関係者に対して慰謝料や治療費等を請求しないことを
あらかじめ同意していただかないと審査は受験できません。


上記の同意の意志は、審査書類の提出と審査料の振り込みよって確認します。



5)試し割等で骨折等の怪我をする場合がありますので、保険証の現物を持参して下さい。
  審査会場近隣の救急病院や接骨院等での治療に必要です。

6)見学は、JTA会員およびその保護者や関係者のみ可能です。
  ビデオやカメラでの撮影も可能です。ただし、フラッシュは危険ですの禁止します。